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みなさん、こんにちは!
大人のやり直し英語部、部長のよっさんです。
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さて、今回もやり直し英語に挑戦中、またはこれから始めようと思っているあなたに、英語力向上につながる情報をシェアしていきます。
今回もさっそく聞いてみましょう。
皆さん、シラブルって知ってます?
油性マジックの文字もきれいに落としてくれるシャワーヘッドを想像したそこのあなた!!
きっと髪がツヤツヤでしょう!
はい、ミラブルちゃいますよ(笑)
気を取り直していきましょう。
シラブルとは日本語で「音節」と言います。
実はこの音節(シラブル)を知っていると英語力アップに非常に役立ちます!
「んっ、どういう事?」ってなりますよね。
最初に結論からいきます。
音節を意識すると英語の発音&リスニング力が爆上がりする!
ほんまかいなって感じですが、今まで音節を意識したことない方はきっと実感されます。
特に
正しく発音しているはずなのに、なぜか外国人に英語が通じない。。。
というお悩みがある方は絶対知っておくべき知識です。
今回は音節について知って頂き、今後の英語学習にぜひとも活かして頂きたいと思います。
それではここから詳しく説明していきます。
音節(シラブル)について知ろう
音節(シラブル)とは
ではまず音節(シラブル:syllable)とは何か考えてみましょう。
Wikipediaにはこのように記載されています。
音節(おんせつ)またはシラブル(英: syllable)は、連続する言語音を区切る分節単位の一種である。典型的には、1個の母音を中心に、その母音単独で、あるいはその母音の前後に1個または複数個の子音を伴って構成する音声(群)で、音声の聞こえの一種のまとまりをいう。
Wikipedia
ちょっとややこしいですね。
簡単に言うと、音節とは「単語を区切った最も小さい音のひとかたまり」のことです。
いくつかの単語を音節の数ごとに分類してみましょう。
音節の数 | 単語の例 |
1音節 | dog / cat / look / want / go/ come / good |
2音節 | water(wa・ter)/ over(o・ver) / people(peo・ple)/ something(some・thing) |
3音節 | museum(mu‧se‧um)/ difficult(dif・fi・cult)/ understand(un・der・stand) |
4音節 | definitely(def・i・nite・ly)/ absolutely(ab‧so‧lute‧ly) |
英語の辞書では「・(ドット)」や「‐(ハイフン)」で音節の切り目が表示されています。
例えばLongmanの英英辞典ではこのように表示されています。
そして、音節のいずれかにその単語の最も強いアクセント(第一アクセント)があります。
museumの場合だと、「se」の部分が一番強く発音する音節となります。
Longmanの発音記号は/mjuːˈziəm/だとzの前にある「’」が第一アクセントの目印となります。
他の辞書の場合、第一アクセントの目印として文字の真上に「´」がつけられている場合があります。
また、Longman英英辞典の発音記号は$マークの左側がイギリス英語発音、右側がアメリカ英語発音となります。
音節が分からない単語が出てきたら、どこが切れ目なのかを辞書でチェックするクセをつけましょう!
音節の区切り方
では、音節の区切り方について基本ルールを確認します。
- 母音の音の数が基準
- 2重母音、長母音は一つの母音の音
- 母音のみ、または子音と母音の組み合わせ
- サイレントEは母音としてカウントしない
まず音節を区切る上で最も重要なのが母音です。
日本語の母音である「あいうえお」と比べて、英語の母音の数はかなり多くの数があります。
母音の数は様々な意見が分かれるようですが、基本的には「a、e、i、o、u、y」の組み合わせとなります。
英語では「y」も母音に含まれます!
そして、音節を考える時には母音の文字ではなく母音の音が大切です。
例えばlookという単語であれば
「母音の『o』という文字が2つあるから2音節!」とはなりません。
lookの発音記号は/lʊk/または/luk/と表記されます。
つまり「ʊ(u)」という1つの母音の音を発音しますので、1音節となります。
またkeepは母音の「e」が2つありますが、発音記号は/ki:p/となり「i:」という長母音という1つの母音の音としてカウントします。
では、niceはどうでしょうか。
発音記号は/naɪs/となっていて、aとɪという母音の音が2つあります。
じゃあ、これは2音節?
となりそうですが、「/aɪ/」は2重母音といって一つの母音としてカウントします。
だからniceも1音節となります。
最後にmakeはどうでしょうか?
aとeがあるから2音節でしょ!
となりそうですが、これも実はmakeも1音節です。
最後のeはサイレントEと呼ばれて発音しないeとなります。
音節は母音の音の数となりますので、こちらも1音節となります。
ここまで述べてきたことを、基本的なルールとしてまずは覚えておくと良いでしょう。
細かい法則もありますが、中には例外もあります。
また辞書によって音節の区切る場所が違ったりする場合もあるんですよね。
基本はざっくりと抑えて、あとはその都度で分からない単語の音節を調べるのがオススメです!
ちなみに音節のキモとなる母音について学習したい方にとってオススメなのはこちらです。
英語の母音をあえて分かりやすくひらがなで表現されています。
初心者にとっても非常に読みやすい書籍であり、YouTubeチャンネルもあるので勉強しやすいですよ。
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母音を学びたい方はひとまずチェックしてみましょう!
音節を意識するメリット
では、ここからが今回の記事の最重要ポイントです。
音節を意識することで得られるメリットを説明していきます。
- 相手に伝わる発音が習得できる
- 文章を発音する際に抑揚がつけられる
- リスニングが聞き取りやすくなる
- 長い単語のスペリングが覚えやすい
①相手に伝わる発音が習得できる
日本人の英語が相手に聞き取ってもらえない要因として、カタカナ英語の発音があります。
まず、日本語と英語の発音の特徴は以下の通りです。
- 日本語の発音・・・基本的に文字一つにつき一音を発音する
- 英語の発音・・・音節単位だから複数の文字を同時に発音する
では、カタカナ英語の発音とはどんなものでしょうか。
例えばストロベリーであれば「ス・ト・ロ・ベ・リ・-」という様に6音になります。
第一アクセントがある読み方はしないので、音に抑揚がない「ストロベリー」という感じで発音します。
一方、strawberryの音節は「straw‧ber‧ry」の3音節に分かれ、第一アクセントはstrawの部分です。
あえてカタカナで書くとすとれば「ストゥロゥ・ベ・リィ」という3つのかたまりで発音する訳です。
つまり、ネイティブにとっては「ストロベリー」と「strawberry」は全く別の音に聞こえるので、「What!?」となる訳です。
英語の発音と聞いて、「R」や「L」、「TH」などが上手く言えないと嘆いている人は多いと思います。
しかし、実際は音節を意識する方が相手に伝わる発音だと言えそうです。
もちろん、細かい英語の音を発音できることに越したことはないですが、まずは音節を意識する方が先だと私は考えます。
②文章を発音する際に抑揚がつけられる
上述したように、単語一個ですら伝わりにくい訳ですから、文章にすればより相手にとっては伝わらない可能性があります。
日本人が英文を読むと、ネイティブの人にとっては抑揚のない機械音のような発音に聞こえるようです。
それはアクセントやリズムが関係しますが、それらは音節を意識することでかなり改善できます。
英文を発音練習する際に、それぞれの単語の音節をチェックするのもオススメです。
音節を意識して音読をしてみると分かりますが、抑揚やリズムが自然とつきやすいのでぜひ試してみて下さい。
音節とアクセントを意識して、リズムのあるネイティブっぽい発音を目指しましょう!
③リスニングが聞き取りやすくなる
音節を意識していくことでリスニング力も大きく向上します。
何度聞いても聞き取れない単語や英文がある場合、音節を調べてみましょう。
特にカタカナ英語が染みついているような単語の場合は、音節が分かるだけで英語らしい発音へとリセットできます。
正しい発音を自分が話せる状態は、確実にリスニング力に活きてきます!
④長い単語のスペリングが覚えやすい
音節を意識することの最後のメリットはスペリングも覚えやすくなる点です。
例えば電話番号って090-○○○○-××××という様にハイフンで区切られていますが、これがあるのと無いのでは覚えやすさが大きく異なりませんか?
これは英単語のスペリングでも同様です。
長い単語や何度も書き間違えている単語がある場合は音節で区切って覚えると記憶が定着しやすいです。
ライティングのスペルミスを減らしたい方はぜひ取り組んでみて下さい。
まとめ
今回は音節(シラブル)について解説してみました。
いかがでしたか、すでにご存じの内容だったでしょうか?
私は恥ずかしながら学生時代に音節の存在すら知りませんでした。
しかし、やり直し英語をやっていく中で音節の重要性を知りました。
それ以来、発音が分からない単語について発音記号よりも先に音節を見るクセがついています。
また音節を意識して音読などを行うと、これまでのっぺりとしたカタカナ英語ではなく、ネイティブぽい英語に近づけるんですよね!
一つ一つの英語の音(音素)を正しく言えることも大切です。
それも練習していくべきですが、まずは音節を重視する方が確実に相手が聞き取りやすくなります。
ぜひ皆さんも音節を意識して発音練習やリスニング練習に取り組んでみて下さいね!
それでは本日はこの辺で!