英語学習法

【英語本書評】ニック式『A4一枚英語勉強法』はここがすごい!

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こんにちは、よっさんです。

以前に私のおすすめ英語YouTubeチャンネルとして【ニック式英会話】をご紹介しました。

今回はそのYoutubeのニック先生が書いた最新書籍をまとめました。

ずばりタイトルは『A4一枚英語勉強法 見るだけで英語がペラペラになる』です。

見るだけで英語がペラペラ!?

そんな事が可能なのでしょうか。

ざっくりとこの本がおすすめな人はこんな方です。

本書はこんな方におすすめ
  • 英文解釈はできるが英会話は苦手
  • 自然な英語表現が瞬時に出ない
  • 文法を意識しすぎて英作文が上手くできない
  • とにかく英作文が得意になりたい
  • 英語脳を身につけたい
  • ニック式英会話の大ファン

私はニック式英会話でたくさんの動画を見てきましたが、どれを見てもニック先生は非常に分かりやすい解説をされています。

そんなニック先生の書いた書籍なら効果大だろうと確信して購入しましたが、内容は本当に素晴らしいの一言です。

ニック先生の大ファンである私は、今回はぜひとも本書の魅力を伝えたいと思い記事にまとめました。

購入を検討されている方、まだこの書籍を知らない方の参考になれば幸いです。

それでは続きもどうぞご覧ください。

A4一枚英語勉強法とは

A4一枚英語勉強法とはその名の通り「A4一枚」のシートを使います。

一言でどんな学習法かというと

A4一枚シートのテンプレート通りに語句を当てはめていくだけで、簡単に自然な英語表現が作れる

という学習法です。

本書では魔法のA4シートとも呼んでいますね。

これを使うだけで英語脳が定着するという魔法をかけてくれるのです!

まずはこの魔法のシートの概要と使い方をみていきましょう。

これが魔法のA4一枚シートだ

この魔法のシートはA~Dの4パーツに分かれており、以下のような配置でA4一枚にまとめられています。

実際のA4一枚シートには各パーツに以下の内容が記載されています。

主な記載内容具体例
パーツA各時制ごとの単文I work.
I’m working.
I went.
I’m going to go.
など
パーツB前面 グループ化した動詞
後面 形容詞
※A4シートは両面あり
go home
get promoted
hungry
など
パーツCAとBでできた文の前に付け足す語句
文と文をつなぐ語句
I’m glad
I hope
but
because
など
パーツDAとBでできた文の後に付け足す語句形容詞
with 名詞
動詞ing

なおA4一枚シートと言われていますが、実際はパーツBの部分が動詞と形容詞で両面に印刷されています。

ちなみにこのシートに載っている単語はほとんど難しいものがありません

その様な簡単な単語をつかってどうやって英文を作るのか。

ここからはどのようにこのシートを使うのかを見ていきましょう。

A4一枚シートの使い方

基本的なA4シート使い方
  1. 短い単文をつくる
  2. 単文にパーツCを付け足す
  3. 文と文をつなぐ
  4. 単文の後にパーツDを付け足す

もう少し詳しく解説していきましょう。

①短い単文を作る

作り方は簡単。

まずはパーツAを使って「時制」と「肯定、否定、疑問」を選ぶ。

パーツBからグループ化した動詞または形容詞を選ぶ。

その2点だけ。

例えば「彼が家に帰った」なら、まずパーツAの部分で時制は『過去』肯定、否定、疑問の中から『肯定』と考えます。

そして「家に帰る」はパーツBに書かれている「go home」を選びます。

この思考回路でさらにgoが過去形になるから

He went home.

となります。

慣れるためにこのような手順で短い単文をたくさん作り、英語の思考を身につけます

よっさん

シンプルに考えることが大切!

②単文にパーツCを付け足す

①で作った単文にパーツCを付け足すだけで少し長い文に変化させることができます。

I’m gladIt’s too badなどありますが、この後に続く①で作った単文は変える必要がありません

「彼が帰ってしまって残念」なら

It’s to bad he went home.

となります。

よっさん

少し複雑な文も瞬時にできる!!

③文と文をつなぐ

パーツCには「but」「because」「if」「when」など文をつなげるものもあります。

次はこれらを使って2つの文を繋げます

例えば「彼が帰ったのでテレビを見た」なら

I watched TV because he went home.

となります。

よっさん

長い文章を考えるのも怖くない!

④単文の後にパーツDを付け足す

最後はパーツDを使って後ろに語句を付け足します。

例えば「彼は怒りながら帰った」ならパーツDにある形容詞の「angry」を用いて

He went home angry.

となります。

このようにパーツDの語句を付け足すだけで、難しい文法を考えなくても自然な英文が作れます

本書ではパーツDを使うことを「奇跡の応用」と表現していました。

このようなステップでどんどん英文を考えるのが本書の基本的な使い方となります。

よっさん

何だか英作文が簡単にできそうな気がしてきた!

この本のここがすごい!

ニック先生の経験に基づいている

この勉強法に説得力があるのはニック先生の経験が物語っています。

ニック先生は大学時代に認知神経科学を専攻していたそうです。

その時に

人間の脳は新しい神経回路や思考回路を作ることができる

その為には「型」を用いて新しい神経回路を何度も使うことが有効である

このように学んだそうです。

またニック先生は日本での英語指導歴が20年以上あります。

実際に英語教室の生徒さんはこのA4シートを使うことでどんどん英語力が向上されているようです。

もう一点注目なのがニック先生の日本語力。

動画をご覧になられたことがある方は分かると思いますが、先生はとても日本語が上手です。

ニック先生自身が日本語を学習する際にも、最初に日本語の骨組みを学んだそうです。

型を覚えて様々な言葉や言い回しを当てはめることでスムーズに会話ができるようになったと書かれていました。

新しい言語を覚える上では「型を学んで置き換える」というアプローチが効率的だということを本人が証明されています。

いきなり自由に考えてと言われても難しいものです。

うまくいかない方は成功者の方法をマネすることが重要でしょう。

よっさん

まずは土台となる型を作ろう!

難しい文法を考えずに、自然な英語が瞬時に話せるようになる

テンプレートを使えるようになると、会話で使える自然な英文を瞬間的に作ることができます。

つまり難しい英文法を考える必要がありません

学校英語で学んだ文法上に正しいと言われる英文でも、実際の会話だと変な表現になることが多々あるようです。

日本人は学校英語の影響で文法上正しいかどうかを気にする傾向にあると本書では指摘されています。

それにより英語がパッと出てこない。

でも難しく考えてやっとのことでできた英文が伝わらなければ悲しいですよね。。

瞬間的にパッと最適な表現が思いつく→スムーズに英語が話せるようになる

このような良い流れになるという事ですね。

シンプルな思考で自然な英語を話せるようになるのがこのA4一枚勉強法のメリットと言えるでしょう。

よっさん

文法嫌いの方でも簡単に英作文ができる!

一枚のシートで数千通りのフレーズが作れる

上記で「彼は家に帰った」「He went home.」になるといいました。

これは時制が過去の肯定文になります。

これを時制を未来にするのであれば、「be going to」を使うとパーツAに書かれているので

He’s going to go.

と簡単に変化させることができます。

否定の未来にするのであれば

He’s not going to go.

という風に変えられます。

このように「時制は?肯定?否定?疑問?」を考えるだけで瞬時に文章が変化できます。

また他の動詞を選ぶことでも簡単に違う文にもできます。

「彼は昇格した」であればパーツBの「get promoted」を用いて

He got promoted.

となります。

ここからパーツCやパーツDを使うと、数千通りのフレーズが作れるという様に書かれていました。

なおA4シートに記載されている語句だけだと少ないのですが、ダウンロードすればさらにたくさんのフレーズが学べます。

それらを全部使えば数千ではなく無数のフレーズが作れるようになるのではないでしょうか。

本書の重要ポイント

本書ではA4一枚シートをどのように利用するのかが詳細に記されています。

その中でも私が重要だと感じたポイントをいくつかピックアップしてみました。

以下詳しく見ていきましょう。

英語で最も大切な時制を理解する

時制の使い分けは英語表現で最も大切と述べられています。。

A4一枚勉強法でも最初のステップが時制を考える事から始まります。

この時制の解説で特に大切だと感じたのがこの2点です。

  • 「現在形」「現在進行形」はこう言い換える
  • 未来形は「be going to~」で統一

「現在形」「現在進行形」はこう言い換える

ニック式で時制を解説するとき特徴的な表現がこちらです

「現在形」ではなく「普段のこと・習慣」

「現在進行形」ではなく「今している最中・一時的なこと」

「現在形」「現在進行形」という表現のせいで、誤解している方が多いと本書では指摘されています。

現在形ではその時点の動作は無関係なのですが、現在進行形とごっちゃになってしまうという訳です。

これらを「普段のこと・習慣」「今している最中・一時的なこと」に言い換えると、英作文を行う際に非常に分かりやすいです。

パーツAを使って単文を作る際にもそれが「習慣」なのか「一時的なこと」なのか、それとも「過去」または「未来」なのか。

日本語表現を読み解き、その文章はどの時制なのかを的確にとらえる必要があります。

この表現は非常にしっくり来たので、自分自身使っていきたいと思います。

未来形はbe going to~で統一、発音はgonna

未来形には3つの表現がありますが、万能なのが「be going to~」です。

未来形の3つの表現の特徴はこちら

will今決めた事」または「決まっていない事(しそう・するでしょう)」
現在進行形決まっている未来」または「すでに立てている予定
be going to~いつでも使える唯一の未来形
本書の表現を引用して表を作成

willや現在進行形を未来形として使う場合は上記の様にそれぞれ条件がありますが、「be going to~」ならそれらを気にする必要がありません

ですのでパーツAの未来形の欄にはbe going to~だけ用いられています。

そしてまた発音に関しては「gonnaガナ)」と読みます。

gonnaは過去記事(【英語本書評】『海外ドラマはたった350の単語でできている』から学ぶ勉強法)でも出てきましたね。

そしてI’m going to~なら「アムガナ」という風に短縮して発音するのが良いと書かれています。

発音も含めてしっかり未来形を使いこなしたいですね!

よっさん

書くときは「I’m going to~」、話すときは「I’m gonna~」と覚えましょう!

単語は一つずつではなく「かたまり」で覚える

本書では例えば「家に帰る」は「go home」という風に「かたまり」で覚えることが重要とされています。

一かたまりで表現を覚えておけば、「goとhomeの間にtoが必要なのか」「my homeというべきなのか」などと迷う必要がありません。

※toやmyが入ると間違いです。

正しい表現のかたまりを沢山インプットして、それをどんどん置き換えることで瞬時に会話表現が作れるという訳です。

A4一枚シートに乗っている語句は一部しかないので、さらに沢山のフレーズが知りたければ動詞や形容詞のリストがダウンロードができます

動詞に関しては様々なシーン(一般、仕事、恋愛、遊びなど)で使えるかたまりフレーズがリストアップされています。

これでさらにたくさんの表現が可能になります。

ネイティブの思考で英文を考える(日本語から直訳しない)

日本人のつまずきやすいポイントとして、日本語から英語を作ると不自然な英語になると伝えています。

本書の例でいえば「買い物はいつも銀座です」

My shopping is always Ginza.

となりがちですが、これは実は変な英語とのこと。

シンプルに

I go shopping in Ginza.

が正解。

このように英語ならこの表現になるという考えを定着させることが大切です。

学校英語から脱却してもっとシンプルに、つまりネイティブの思考で英語を考える必要があります。

よっさん

英語脳を身につけよう!

自分でオリジナル例文を作り、口に出して繰り返す

ニック先生も度々繰り返していましたが、本書を最大限に活かすには自分自身でオリジナルの例文を考えること。

そしてそれを口に出して繰り返す事が重要です。

本書内で出されている例文を答えていけば、基本の形は分かるようになっていきます。

ただ数はそれほど多くありません

それを補うために様々なシーンを想定して、A4一枚シート+ダウンロードしたリストのフレーズを使って沢山例文を考えることでしょう。

その際に口に出すことでより脳内の神経回路がつながると説明されています。

よっさん

脳内に定着させるには、繰り返しトレーニング!

本書をさらに詳しく知りたい方は

ここまでA4一枚シートの概要と私が重要と感じたポイントを解説をしてきました。

本書にはさらにパーツCやパーツDの使い方、文と文のつなげ方、その他にも英語を理解する上での詳細なポイントが解説されています。

ご興味を持たれた方は是非ご自身の目で見て学習されることをおすすめします!

ちなみに私は電子書籍版で購入しました。

A4一枚シートもダウンロード可能で、少し厚めの用紙に動詞と形容詞で両面印刷しました。

紙版でも電子書籍版でもどちらでも良いと思います。

またもう少し内容を知りたい方は、YouTubeチャンネル【ニック式英会話】の解説動画をご覧になられると良いかもしれません。

ニック先生の日本語にも注目ですよ!

まとめ

以上ニック先生の最新著書『A4一枚英語勉強法』について解説してきました。

今回のまとめです。

A4一枚英語勉強法とは
  • YouTubeチャンネル【ニック式英会話】でおなじみニック先生の最新著書
  • この学習法で英語脳が身につく
  • A4一枚シートはパーツがAからDまで4つに分かれている
  • まずはパーツAとB用いて単文をつくり、パーツCとDを加えることで様々な表現が簡単に作れる
  • 重要ポイントは「時制」「かたまりの動詞」「ネイティブ思考で英語を考える」など
  • 自分でオリジナル英作文を作り、何度も口に出すことで脳内に英語の神経回路ができあがる

【ニック式英会話】は私が最も視聴しているYouTubeチャンネルです。

本当に分かりやすく解説されており、どの動画もとても勉強になります。

そんなニック先生の書籍だけに、今回はいつも以上に気合を入れて記事を書いてみました。

ニック先生ファンが増えてくることを望みつつ、私自身もA4一枚英語学習法を繰り返し実践していきます!

この書籍を手に取られた方は、共にがんばって英語の神経回路くっつけましょう。

それではまた!

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