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みなさん、こんにちは!
大人のやり直し英語部、部長のよっさんです。
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今回は英語習得のみならず、様々な外国語習得を目指す人にとって必読の書籍について解説していきます。
ではまず皆さんに質問です。
たった5年で12か国語が習得できますか?
何年やっても英語ができない人ばかりなのに。。。
たった5年で多言語習得なんて無理に決まってるでしょ!
という声が聞こえてきそうです。
でも、わずか5年で多言語を習得した日本人は実際に存在します!
その人物こそがYouTubeチャンネル「Kazu Languages」を運営しているKazuさんです。
そんなウソみたいな話を実現させたKazuさんが、2024年5月に『ゼロから12か国語をマスターした私の最強の外国語習得法』という書籍を出版されました。
説得力が桁違いなこの書籍に書かれている内容の中から、特に重要な「外国語習得の2ステップ」についてまとめてみました。
まず、この書籍がオススメな人はこんな方です。
- 最短で外国語の日常会話が話せる様になりたい
- 従来の英語学習法では話せる様にならないと感じている
- 文法をどのように学べば良いのかを知りたい
- 学びをサポートするツール、習慣化、マインドセット法を知りたい
- 多言語習得に興味がある
- 言語を学ぶことが大好きだ
いかがでしょう。当てはまる方は結構いるのではないでしょうか?
特に試験対策などではなく、コミュニケーションの手段として英語を習得したい方は一読の価値があります。
Kazuさんはこう言います。
語学は絶対「勉強」するな
と。
果たしてこの真意とは!?
興味のある方は今すぐ本書をチェックです!
でも、もうちょっと具体的な内容を知りたい方は、これから解説するポイントも参考にしてみてくださいね。
それでは参りましょう!
Kazuさんのプロフィール
まずこの書籍の著者Kazuさんのプロフィールについてまとめてみました。
Kazuさんの紹介はざっとこんな感じです。
- 2000年生まれ、愛知県出身
- スペインの音楽に魅了され、スペイン語から言語学習を開始
- たった5年間で12カ国語を習得
- 2022年YouTubeチャンネル「Kazu Languages」を開設
- SNSの総フォロワー数200万人以上
- 2024年5月『ゼロから12か国語をマスターした私の最強の外国語習得法』を出版
- 日本では数少ない多言語話者として、言語習得のコツや魅力を発信しつづけている
まず驚愕なのは2000年生まれの24歳という若さで12カ国語を話せるという事実です。
あり得ないですよね?
Kazuさんが習得した12カ国の言語はこちらです。
- スペイン語
- 英語
- フランス語
- アラビア語
- インドネシア語
- ロシア語
- ポルトガル語
- ドイツ語
- トルコ語
- 中国語
- タイ語
- 韓国語
そして、これらの言語の習得にかかった年数がたった5年というから、ますます信じられません。
単純にKazuさんが語学の才能があったんでしょ?
確かにそう思ってしまうかもしれません。
しかし、Kazuさんは「自分に特別な才能がある訳じゃない」と言っています。
正しい言語習得のプロセスで学べば、日常会話なら半年~1年でマスターできるとのこと。
そして、そのプロセスとは「赤ちゃんが母語を習得する方法」で学ぶというものです。
とりあえず英語をシャワーの様に浴びるっていうアレね。
それだけで習得できれば苦労ないよ。。。
そんな声も聞こえてきそうですが、Kazuさんが勧める方法はより具体的で納得できるものです。
そして、言語習得には大きく分けて2つのステップで学ぶ必要があるとされています。
ここからその2ステップを解説していきます。
言語習得のステップ①「ネイティブの発音をまねる」
言語学習には論理的な学び方と感覚的な学び方がある
言語を習得するためのステップ①は「ネイティブの発音をまねる」です。
Kazuさんは文法や個別の単語から学ぶのではなく、「聞く・話す」から始めることを強く勧めています。
Kazuさんは言語を学ぶ方法には以下の二つがあると述べています。
- 論理的な学び方
- 感覚的な学び方
「論理的な学び方」は徹底的に文法を学んでから会話力を身につけるという一般的な日本の英語教育の手法です。
一方で「感覚的な学び方」とはフレーズを覚えていく中で文法も自然と身につけていくという手法です。
より実践的に使える言語を習得するには、感覚的な学びを優先した方が良いというのがKazuさんの主張です。
だからこそKazuさんは、最初にネイティブ発音を徹底的にまねることに集中されています。
ステップ①の具体的な学び方
では、感覚的な学び方としてステップ①では具体的にどのよう学ぶのでしょうか?
はい、気になりますよね?
詳細は実際に書籍を読んでもらうのがオススメですが、要点だけをまとめてみました。
- 実用的なフレーズをひたすらインプット
- 正しい発音を習得(録音で比較する)
- 単語ではなくフレーズで覚える
- 汎用性の高いフレーズをすぐに言えるようにする
ステップ①ではリスニングとスピーキングの土台を作ることが大きな目標です。
そして感覚的な学びとして大切なのはすぐ使えるかどうか。
初めにネイティブに対してそのまま「実践的な使えるフレーズを覚える」というのが有効だとのこと。
使う教材としては本書では「ニューエクスプレス」シリーズなどを勧められています。
ご自身で教材を選ぶのであれば以下の点を意識すると良いでしょう。
- 「聞く」「話す」「読む」が同時に行えるもの
- 単語だけではなく例文が必ず載っている
- ネイティブ発音の音声がついている
ステップ①では実践的なフレーズを聞いて、発音することが一番の目的です。
発音のトレーニングはまずはネイティブと同じようにマネすることです。
この際にスマホやタブレットなどの録音機能を活用し、自分の発音とネイティブ発音の比較をすることも有効だと述べられています。
そして基本的な単語に関しても単体で覚える必要はなく、フレーズの中で自然と覚えていけば良いとのこと。
フレーズで覚える事で単語同士の音の連結や脱落(音声変化)や基本単語の使い方も同時に習得する
そしてステップ①の最終段階として一般的に使われることの多い汎用性の高いフレーズをすぐ言えるようにしておくことです。
例えば「お名前は何ですか?」「出身地はどこですか?」などです。
本書ではKazuさんおすすめの覚えるべきフレーズ30選がピックアップされています。
言語習得のステップ②「実践的な文法を学ぶ」
物語や会話文でフレーズのストックをさらに増やす
ステップ①が終了すると、次はステップ②の「実践的な文法を学ぶ」に進みます。
さてステップ②では何をメインに学習するのでしょうか?
ステップ①ではリスニングとスピーキングが中心でしたね。
そこでステップ②ではリーディングとライティングの練習を並行して取り組んでいくことになります。
「並行して」というのはステップ②に入ったからステップ①は終わりでは無いという意味です。
さらにフレーズをストックしていきながらステップ②を行う必要があります。
最初にまずリーディングを鍛えていくのですが、使う教材としては物語や会話文で音声がついているものを選びます。
それらを使ってオーバーラッピングをしながら、「読む」「聞く」「話す」を同時に鍛えていく方法が最適だと述べています。
音読やオーバーラッピングをする際は、書きながら発音することも進められていました。
文章を読む際の「視覚」、発音によって聞こえる「聴覚」、そして書き取る「触覚」を連動させて脳に刺激を与える方が良いとKazuさんは述べています!
文法もまずは感覚的に学ぶ
さぁ、ここからが皆さん大好き「文法」です(笑)。
ここからは文法の出番になるのかぁ。。。
フレーズだけ覚えれば十分じゃない?
とはなりません。
Kazuさんは文法は絶対必要だと断言しています。
確かに「赤ちゃんが母語を身につけるプロセスで言語を学ぶべき」と述べられています。
しかし、ネイティブの様に英語漬けの生活を送ることは日本にいながら実践することは難しいでしょう。
特に大人の英語学習者には現実的に不可能でしょう。
そこで役立つのが「文法」です!
「文法というルールを理解して使いこなす応用力」は言語習得に向けて上達するための大きな武器となります。
しかしその学び方に関しては一般的な学び方とは大きく異なります。
Kazuさんは文法も感覚的に学ぶことが大事だと述べています。
- 覚えたフレーズから法則を予想する
- 簡単な文章を組み立てる
- 最後に論理的な学びで確認
Kazuさんはステップ①やステップ②の物語や会話文でストックしたフレーズから法則を予想することが1stステップだとしています。
すでに多くのフレーズが頭に入っているはずなので、文章の「語順」や「動詞の活用」などに着目していきます。
その中で文法を感覚的に身につけていくという事ですね。
そして次にその予想したパターンに基づき、オリジナルの短文を自ら作ってみることが2ndステップです。
これまで覚えたフレーズ以外で作っていきます。
そうすると疑問点や例外が出てきます。
そこで最後のステップに論理的な学びで確認するという流れです。
文法を論理的な学ぶ際に、自分で習得してきた文法知識を答え合わせする作業になります
文法のルールを論理的に学ぶ日本の学校英語教育とは順番が全く違います。
実践で活かすための文法学習法と言えるでしょう。
ライティングは逆翻訳で練習
ここまで続けると「聞く」「話す」「読む」が上達してくるはずです。
英語の4技能の中で、残すは「書く」ですね。
Kazuさんはライティングの練習法として逆翻訳(バックトランスレーション)をオススメしています。
最初に和訳を読んで、学習中の言語に翻訳する学習法
つまり、教材として使っている物語や会話文をまず読み、学習中の言語に翻訳します。
そして原文と答え合わせして、どこが合っていてどこが間違っていたかを明確化します。
これを繰り返すことで得られるメリットとして
- 単語の用法や文法に対する理解度が確認できる
- ライティングの力が向上する
- 文章構築力が上がり、スピーキングも上達する
結果的に総合的な英語力も上がるというトレーニングとして推奨されています。
ライティングが苦手な方は、逆翻訳をやってみる価値がありそうですね!
NHKラジオ英語講座の「ニュースで学ぶ『現代英語』」で講師をされている伊藤サムさんも逆翻訳を推奨されています。
まとめ
今回はたった5年で12ヵ国語を習得したKazuさんが考える「最強の外国語習得法」についてまとめてみました。
私もこの書籍から得た学習法を自分なりにアレンジして実践中です。
改めて会話で使えるフレーズのストックを意識をし、覚えるべきフレーズはアプリのAnkiでカードを作成しています。
KazuさんもAnkiは言語学習を助けるメインツールとして本書でも紹介されていました。
Ankiについては私がオススメする学習ツールとして過去記事にあります。
【学習効率アップ】大人のやり直し英語で必須の学習ツール12選
最後に言語学習において、どうすれば会話に英語を使えるようになるかを意識することが本当に重要です。
実践で使える英語学習法を知るにはには本書は最適でしょう。
なお本書では今回の記事でご紹介した学習法以外に以下のことが書かれています。
- Kazuさんが多言語話者になったきっかけ
- 言語学習の魅力
- 外国語習得がはかどるツール
- 単語を単体で学習するべき時期について
- 文字の覚え方
- 言語学習の習慣術
- 学習を挫折しない為のマインドセット法 etc.
なかなか目からウロコな情報が満載です。
- 英語学習を長く続けているけれど、なかなか思うように話す事ができないという方
- 外国語が話せる様になって人生を豊かにしたい方
そんな方には絶対おすすめの書籍です。
ぜひ本書を手に取ってご自身の英語学習に活かしてみて下さいね!
最後にKazuさんが英語系YouTuberのタロサックさんとの対談で話されていた内容を紹介します。
言語は人をつなぐ力がある
さらに相手の母国語を話すとその人の心に届く
マンデラ氏の名言には、こんな言葉もあるそうです。
「その人の理解できる言葉で話したらその人の頭に届く。でも、その人の母国語で話したらその人の心に届く」
それを実際に体験され、相手の母国語で話す事がその国とその人自体へのリスペクトにつながると感じると対談では話されていました。
それが多言語習得を目指した大きな動機だったわけですね。
若干24歳の青年に尊敬の念を頂いてしまいました。
Kazuさんから学ぶことは本当に多いですね。
では、これからも楽しく言語を学んでいきましょう!
【Kazu Languages】 YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/@KazuLanguages
タロサックの海外生活ダイアリーTAROSAC
【超衝撃】12ヶ国語を流暢に話す日本人に言語習得の極意を聞いてみたら凄すぎた