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こんにちは、よっさんです。
引き続き『フォニックス英語リスニング』で学習しております。
この書籍は単語→語句→文章→会話というアプローチでリスニング力アップを目指します。
今回学習したChapter3では『文のリスニング』がテーマで、英語のリズムやアクセントのポイントを学びます。
ところで読者の方は英語で話そうとするときに、抑揚がない発音になりませんか?
これは日本人の英語発音の特徴の様です。
一方でネイティブの発音はリズムよく強弱をつけて話しますよね。
そこで今回の記事では以下の点についてまとめました。
- Chapter3の概要
- 英語独特のリズムやアクセントのポイント
- 実際に学習した学びや難しい点
「アクセントをつけるのはどの部分なの?」と興味のある方には参考になるかと思います。
それでは詳しく解説していきます。
ポイントは『内容語』と『機能語』です!
Chapter3について
概要
Chpter1で「単語」、Chapter2で「語句」のリスニングを学習してきましたが、Chapter3では「文」のリスニングになります。
この章の最大の目的は英語の特徴的なリズムを理解することです。
英語では全ての文字を同じように読むのではなく、文章の中で強弱(アクセント)をつけます。
この章では初めに英語のリズムに関するポイントが解説されています。
その後にアクセントが1つの文から最終的にはアクセントが6つの文までトレーニングがつめるようになっています。
これまでの章で学んだパーツごとの音、音声変化の知識をベースに、リズムのポイントを抑えることで会話も聞き取れるようになります。
後半に進むにつれてどんどん難しくなってきますが、繰り返し音声を聞き取ることで小さな音も拾えるようなることが期待できます。
レッスンの形式
アクセントが1つから6つの文まで分かれていますが、それぞれレッスンが用意されています。
レッスンの形式は以下の通り
- 発音エクササイズ
- ディクテーション
- ストーリーのある文章の音読
①「発音エクササイズ」ではアクセントの数に合わせた短文を音読します。
②「ディクテーション」では読み上げられた英語を文字に書き起こします。
分からなければ英文は何度も繰り返し聞いても構いません。
③「ストーリーのある文章の音読」ではあるストーリーに沿った英文を音読です。
まずはアクセントを意識しながら英文を聴き、その後に声に出して発音します。
上記のレッスンは一度で完璧にやり遂げるのは難しいでしょう。
しかしながら繰り返し発音&リスニングを行うことで確実に聞き取る力が上がるトレーニングと言えそうです。
私も聞き取れるまで何度も繰り返しトレーニングを行いました!
リズムやアクセントのポイント
日本語と英語におけるリズムの違い
拍数の違い
日本語は「母音+子音」を1拍としてそれぞれの文字を1拍ずつを強く発音します。
一方英語は原則として1単語で強く発音するのは1か所、つまり1単語1拍です。
どういうことか?
本書ではこのような例が挙げられていました(濃い●は強く発音する所です)。
チャンツとはリズムに乗せて読むことです。
目(め)、飯(めし)、眼鏡(めがね)、目覚まし(めざまし)を日本語と英語風の2つのチャンツで発音すると上図の様になります。
これを見ると英語風は強く読むところが1か所しかありません。
確かに外国人の方が日本語を話す際に、一定の強さではなくアクセントが変な所にあるなと感じたことがあります。
そしてこれは英語の単語でも同じで強く発音するのは1単語1か所です。
日本語は「階段式」、英語は「山谷式」
本書では日本語は階段式、英語は山谷式と表現されています。
本書の図が分かりやすかったのでこちらも引用します。
強く読む分が「山」、弱く読む部分が「谷」ということですね。
同じ読みの単語では日本語は高低で意味を分けますが、英語の場合はアクセントで分けます。
このように英語では単語ごとにも強弱があり、それにより緩急が生まれることを理解しなくてはいけません。
文章のリスニングでは弱アクセント(機能語)がカギ!
本書では『文章のリスニングでは弱く発音される単語(機能語)が聞き取れるかどうかが重要』と解説されています。
以下説明していきます。
まず1単語の中でもアクセントがありますが、さらに文章の中でも強弱が存在します。
ちなみに英語では文章を文字通りに発音することがありません。
本書の例文はこちらです。
I like it a lot.
これを読んでくださいと言われれば「アイ ライク イット ア ロット」と丁寧に1語ずつ読まれるかもしれません。
しかし実際のネイティブ発音では「アイ ライキラ ロッ」のように聞こえ、さらに「like」と「lot」の部分を強く発音されます。
これは内容語である「like」と「lot」が分かれば文の全体像が分かるので強調される訳です。
原則的に
重要な単語(内容語)は強く、意味上は重要でない単語(機能語)は弱く発音する
これをまず理解しなくてはいけません。
ここで内容語と機能語を改めて確認しましょう。
- 冠詞
- 人称代名詞
- 関係代名詞
- 関係副詞
- 不定形容詞
- be動詞
- 助動詞
- 前置詞
- 接続詞
- 名詞
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
- 疑問詞
- 指示代名詞
- 所有代名詞
- 否定詞
- 感嘆詞
ただし内容語だけ分かっていても、機能語が判断できていないと誤訳の原因となります。
ですので実際には弱アクセントの部分もしっかり聞き取ることがとても重要となります。
弱アクセントの聞き取りこそリスニングのカギ!
Chapter3の学習を終えて
学びや成長を感じた点
学びや成長を感じた点は以下の通り
- アクセントのポイント
- 抑揚をつけた発音が少しできるようになった
- これまでの学習が少しずつ成果として現れてきた
アクセントのポイントは上述した通りですが、内容語と機能語を意識するだけで発音およびリスニングが変わる気がします。
文章を読みながら音声を聴く場合は、事前に「ここは強く、こっちは弱く」と予想を立てるのも良いかもしれません。
また日本人にありがちな「抑揚のないスピーキング」を脱却するには、Chapter3の学びが活きてきそうです。
マネするだけでちょっと自分がイケてるんちゃうって思いました!
そしてここまでChapter1,Chapter2と学んできましたが、細かい知識やテクニックがChpter3のリズムを学ぶことで相乗効果が得られました。
以前なら聞き逃していた音を拾えるようになってきたのです。
まだまだ完ぺきではないので繰り返しのトレーニングが必要ですが、やればやるほどリスニング力は向上すると実感しています。
難しかった点
難しかった点は以下の通り
- アクセントが増えるたびに難易度アップ
- リスニングと意味の理解の両立
- ディクテーション
アクセントが1つの文から始まり最終的には6つの文までありますが、やはり増えれば増える程難しかったです。
内容語が複数連続する場合は「1語1語をはっきり発音する」という特徴があるのでまだ分かりやすいですが、機能語が3つ4つと続くと聴きもれが生じます。
内容語の意味さえ分かれば文の大枠は理解できるかもしれませんが、機能語を掴めていないと細かいところで誤訳をしてしまいそうです。
ネイティブスピードだとついていけない。。
そして今回は音を聞き取ることに必死でしたが、実際は聞いた上で何を言われているかも理解しなくてはいけません。
読解であれば「後ろから訳して」などができますが、会話ではそうも言ってられません。
長文になればなるほど、音を聞き取ることと同時に意味を理解することは難しいと感じました。
最後にディクテーションは今回初めて取り組んでみました。
- 弱アクセントが続くと抜け落ちる
- 別の単語に聞こえてしまう
- そもそもスペルが間違っている
正直思っていた以上に難しかったです。。
でもディクテーションをやると自分に何が聞こえていて、何を聞き逃しているのかが分かります。
文字に起こすことで自分の弱点が視覚化できるという訳です。
これをやれば直接的にリスニング力が上がるわけではないですが、チェックする上では非常に有効な手段だと感じました。
まとめ
今回はChapter3での学習について記事にしてみました。
- この章では英語のリズム、アクセントが学べる
- 強アクセントは内容語、弱アクセントは機能語
- 弱アクセントは難解だが、これを聞き取れるかどうかがリスニングのカギ
- 抑揚をつけた発音ができるようになる
- これまでの学習が少しずつ効果として現れる
- アクセントの数が多い文章は難易度が高い
- ディクテーションで自分のリスニングの弱点が見える
章が進むにつれて難易度はどんどん上がっていきました。
正直1回Chapter3をやっただけでは身に付いたとは思えません。
繰り返しの学習こそ重要になってきそうです。
一方でこれまで学習してきた小さな音からリスニングを行う精聴の意義も感じました。
いきなり速いスピードのリスニングばかり沢山行っても、遠回りになる場合があるのではないでしょうか?
多聴だけにこだわらず、精聴のトレーニングができる「フォニックス英語リスニング」おすすめですよ!
いよいよ次は最終のChapter4「総まとめ」です。
ディクテーションをどんどん行うようですが、果たしてどうなることやら。。
少し時間がかかるかもしれませんが、学習終了後にまたブログにまとめます!
それではまた。